くらやみの谷の小人たち [本]
小さな頃から、本だけはやたらと与えられていた。
ちいさなモモちゃん(松谷みよ子)シリーズや、
誰も知らない小さな国〜コロボックル物語(佐藤さとる)シリーズ、
北極のムーシカミーシカ(いぬいとみこ)はじめ動物シリーズ、
海外ものだと、エルマーの冒険シリーズ、
他には何だったっけ・・・
こういう童話達でわたしゃ〜育った。
この辺のラインナップは今も昔も不動かな?
懐かしいなあ。
なんで急にこうずらずらと連ねたかというと、
突然この本のことを思い出したからだ。
「くらやみの谷の小人たち(いぬいとみこ 著)」
この物語、本当は木かげの家の小人たちという本の続編なんだけど、
叔母(母の妹)は、いきなりこちらを(しかも文庫でっ(笑))私に与えたのだった。
正直、物語の細部は忘れてしまったけれど、
暗くて深みもあって、でも温かい、そんなイメージが残っている。
戦争が終わった頃の時代、異空間、暗めの色彩…
また読み返したくなった。
思うに…児童文学もしくは子供向けのものってあなどれないですよ。
却って、子供は一行でも面白くないと投げだしちゃうから、作る方は難しいと思う。
これらの本を懐かしく思い出し、
図書館に行って、さっそく上記作家の本を何冊か読んでみた。
やっぱり、一行一行が優しく温かいというか、でも深みがあるというか。
時代を超えても遜色なく、最近書かれたものも変わりなく、しっくりくる。
でも、知らない新しい作家の本も読んでみたけど、ちょっと趣が違うみたい。
なんでかな〜。
私の、上の世代のすごい人たち、この安定感にすごく憧れる。
やはり、乗り越えてきたから、だろうか。
ああ、憧れ。
「レトロ趣味 × 児童向け」これずばり、私の好みなんですが…。
わけわからへんラノベに疲れた人には、却って児童文学って良いかも。(笑)
(追記)昔の装丁と違うんだなあ。挿絵はどうなったんだろう?
うわぁ~懐かしいな懐かしいな。私も、子どもの頃、図書館小僧だったんですよ~。
by おかあ (2007-09-29 19:41)
おかあさん、ありがとうございます〜。
でしょでしょ懐かしいでしょ!
私は今でも図書館野郎(?)ですよ〜。
それにしても懐かし&やはり読書は楽し。秋やねえ。
by ねこじゃらん (2007-09-29 21:36)
わたしも本だけは与えられて育ちました。
マンガはダメ、テレビのお笑い系の番組もアニメもダメ…という環境で。
ねこじゃらんさんが挙げたラインナップは同じく親しんできましたが、
肝心のくらやみの谷の小人たちは知らずにきました。
探してみまーす
by (2007-10-09 08:10)
ノヘアさん、ありがとうございます~。
読書家さんなんですね。みんな、こういう本を読んで育ってきたんだなあと思うと、親近感が沸いてうれしいです。
読まれるのでしたら、「木かげの家の小人たち」からがいいかもしれません。気に入られるといいのですが。
by ねこじゃらん (2007-10-10 16:33)